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クライミング-ボルダリングの日々
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スペインでの最終日

文章長いです。あくまで自分の備忘録にしたいので…



とうとう来てしまった最終日。身体は筋肉痛で重い。今日は色々登って楽しむぞとアパートを掃除して車に荷物を載せようと外を見ると様子がいつもと違う。
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メルカド!ってか駐車していた所に車がない!


そういえばアパートの主であるテレサが土曜日はいつも市場が開かれるとか言うてたような…でも駐車スペースにサバドは使えないとか書いてなかったような気がしたのだが…



とにかく文句を言っても仕方ない。早く車を取り戻さないと半日しかないクライミングする時間が刻一刻となくなっていく。


こういう時こそ冷静を保たなければと、近くにいた帽子の似合わないチョビヒゲのおっさんに、ここに置いてた車がないと事情を説明。



「それは残念、今日は土曜日だから広場は駐車できないんだよ。警察に相談しに行きなさい。場所は…」と教えてもらう。



帽子の似合わないチョビヒゲのおっさんの話では多分盗難ではなくレッカー移動されたんだろうね、この辺りは治安いいしとかなんとか言うてたような感じだったので、もう違反金は覚悟して行った。



教えてもらった場所は警察署でなく役場だったが、ガタイのいい警官が一人常駐していた。さすがに語学力はスペイン語より英語の方がまし。なので英語に頼りたかったが、英語話せるか聞いても「ノ」か「ウンポコ」しかみんな言わない。



仕方なく拙いスペイン語を駆使して車のキーについてあるナンバープレートを見せながら警官に事情を説明。



ガタイのいい警官から「この広場の出入り口付近でパトカーで待機している二人がいるから、そこで車の受け取り手続きをするんだよ」と言われた。支払いもここではなく、車を受けとる前に100ユーロ支払うのだと説明を受けた。



実際にパトカーに乗った警官二人を見つけた。無線で連絡とっていてくれたおかげで、割りとスムーズに事が運んだ。



パスポートを見せ(結局一度も国際免許証を提示しなかったな)書類にサインし、100ユーロ支払う。カード払いは出来ないと言っていたので、手持ちの現金見たら110ユーロ。足りなければヤバかった。書類の控えがこれ
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1ユーロ=手数料込で125円程度。12500円程の妙な紙切れのお土産が出来てしまった。やれやれ



そしてパトカーに乗せられて移動。車を返してもらう。



「今日飛行機で日本に帰るんだ。年の最後に思い出ができたよ。良いお年を」と自分が知ってるスペイン語をフル活用してポリシアに皮肉をかましたけど苦笑いしかしなかった。まぁ僕が警官でも同じ対応するだろうね。


そういえばレッカー移動のお金と駐車場の料金とセットで100ユーロなんだろうか?警官は「これで終わりだ」的な事を言うてたので、きっと大丈夫かな?



気を取り直してオリアナへ。途中霧が出ているところもあったけど
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岩場は雲一つない晴れ
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アセムチョカロル!暖かい方が断然膝の調子も良いので助かる。駐車スペースに人は居たけど岩場到着時は僕らのみ



予定より遅くなったのもあり、どれも長いルートだし一人1~2本くらいしか出す時間ない。ユーリンにも迷惑かけたのもあり、とりあえず僕がアップで無名の7a 25mのルートをマスターでRP目指す

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ってかやっぱりマッチムーブ悪くてムーブ修正してなんとかRP。ってか身体よれてるわ。



ユーリンのRPトライ。是非一発で決めてもらいたいもの
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ベンガベンガ
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って応援しながら、次のやるルートを迷っている。隣の7b+も面白そうだし、隣の7cは下部さえ出来れば後は簡単そうだとオブザベしつつビレイ。



そして、ユーリンは核心部をマッチせずに自分が決めたムーブで
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しっかりRP。

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カッコいいところを見せつけられた




さて、時間的には遅くても二時間後に出発しておけばなんとか空港に到着できるようなタイミング。ユーリンは残りの時間を全部使っていいと言ってくれている。



自分のなかでは強い心理的葛藤があった



オーストラリア遠征の時に一つの課題に固執し、結局敗退して何も登れないで帰ってしまった辛いツアーも過去にはあった。



遠い所に宿題を残す辛さを知っている分、それを避けたい気持ち。そして、低グレードの課題でも素晴らしいラインがあるのも経験上知っている。日照時間が少ない時期であり、クライミングする時間が短いのと、やはりここでは長いルートが多く、一本登る体力の消耗具合が日本で登るときとはまるで違う。とはいえ今回のツアーを振り返ると7a+以下4本しか完登できていない。



グレードを落として楽しむなら、多分二本くらいだせる。そして確実な手土産を作るのか



はたまた、登れず悔しい思いをして未完登の宿題を遠方に残すのか…



『Mishi』を触った時からずっと他の課題も面白そうだし、こんな広大な岩場で一つの課題に固執する必要はないのではないかという気持ちがあった



しかし、それは言い訳だ。自分の弱さから出てくる逃げだ。守りのスタイルだ。



故障が多いから全力だせないとか、全部言い訳でしかないんじゃないか?(実際今回のツアーでも登った後は少し痛むのだけどね)こんな遠方に滅多に来れないんだから、靭帯がぶち切れてもいいから、ここが僕の本番で本気を出す時だと気持ちを切り替えてトライすることにした。



以前のオーストラリアでのクライミングトリップでも何も登れなかったが、何も得るものがなかった訳ではない。



クライマーとは挑戦し続ける人をクライマーというのだ。



と、自分自身を鼓舞し、気持ちを高めるのに時間を要したのだが、そのあとの気持ちは『Mishi』に集中することが出来た。



絶対に落とすという気負いから
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出だしは今までにないくらいの不安定っぷりで、足が切れまくり
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おかげで中間部過ぎたところですでに心が折れるくらいのパンプっぷり。もう落ちるかもと思いつつも、なんとか最後のレストポイントに入る。パンプしまくった事もあり、膝を庇うために今までやらなかったニーバーまで採用し、ガッツリ体重をのせてレスト。



長いレストをとりながら完登までのイメージを何度も膨らませて、いざ突っ込む
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ロープは高みを望むに比例し重みを増していくが、クリップは無駄なくスムーズ


最後のカチゾーンでも、落ち着いてスタンスを捉えた。迷っている間によれるのは分かっていたので判断は素早くし、最後のガバ取りにむけて思いきり手を伸ばし
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しっかりガバを保持し、終了点クリップを決め、気持ち良く天を仰ぐことができた。自身の最高グレードを更新した訳でもないし、8aぐらいのグレードならオンサイトも余裕でする人もいるし、アップで登れる人もいる。



しかし僕にとっては慣れない長いルートで持久力的にも厳しく、短いツアーという時間に追われる中で、自身の今持てる最高のクライミングをすることができたような気がする
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本当に最高だ



なぜそこが?というような出血
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最後のガバ取りだろう。痛みなぞ感じず有頂天。



ちょうどエクアドルのイグナシオも到着し「行けたのか?おめでとう、僕も君に続いて今日こそ決めるよ」と言ってた。



片付けしてたら中央にいた(いつもオリアナで登っていた)人達も早口のスペイン語だったので何を言ったか分からない部分もあったが、いい登りだったなと握手したりグーパンしたり祝福の言葉をくれたり、帰る途中でも周りの人からおめでとうと声をかけてくれた。みんなも頑張って、良いお年をと伝えた。



最後にサービスエリアでガソリンを入れて(ここはセルフでなかったので逆に戸惑った)無事空港に到着(ターミナルどっちかちょっと迷ったけど)。出発の二時間半前という理想的な時間帯。考えてみればやはりもう一本出す時間はなかった。最高の登り納めが出来たな
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そして、手続きを終えたころに日本では年越していた。アスタプロント!また必ず来るよエスパーニャ!

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着いたイスタンブールで空港内の高いポテチとコーラを貪りながら年を越した。警備が厳重だなと思いつつ日本へ向けての飛行機に乗り込んだ頃に、イスタンブール市内では正月を祝う人達に凶弾が舞うという事件を日本に着いたときに知った。平和な世界が訪れる事を祈ろう。



そして、今回のツアー中に追加で左側のトポも今回購入した。また此処に来るぞという意思を保たせる為の宝の地図だ
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まだ見ぬ岩場がたくさんある。これからも長く挑戦し続けるスタイルを保てるように頑張っていこう

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by field-of-spring | 2017-01-08 11:45 | Spain | Comments(0)
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